コート・ド・ボーヌ地区の村名アペラシオン一覧

コート・ド・ボーヌ(Côte de Beaune)は、フランスブルゴーニュ地方にあるワイン生産地です。「コルトン・シャルルマーニュ」や「モンラッシェ」などの最高峰白ワインや、秀逸な赤ワインを生み出す地域としても知られています。

コート・ド・ボーヌの村名アペラシオン一覧

コート・ド・ボーヌに属する村名アペラシオンと特徴は下記の通りです。白ワインのイメージが強いコート・ド・ボーヌですが、全生産量のうち約60%で赤ワインが作られています。

ラドワ・セリニ

ラドワ・セリニ(Lodoix-Serrigny)【赤・白】
コート・ド・ボーヌの入り口の村。「コルトン(赤・白)」「コルトン・シャルルマーニュ(白)」の2つのグラン・クリュが、この村を含む3村にまたがっています。
コルトンの丘

グラン・クリュが位置するコルトンの丘

アロクス・コルトン

アロクス・コルトン(Aloxe-Corton)【赤・白】
グラン・クリュ「コルトン」「コルトン・シャルルマーニュ」の面積は3村で最大。畑の斜面も南東向きの条件の良い位置にあります。

ペルナン・ヴェルジュレス

ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses)【赤・白】
コルトンの丘の西側部分がこの村に属します。対面のブドウ畑は日当たりの良い東向き斜面にあります。

サヴィニ・レ・ボーヌ

サヴィニ・レ・ボーヌ(Savigny-les-Beaune)【赤・白】
ペルナン・ヴェルジュレス村とボーヌとの谷間の斜面に畑があります。

シュレイ・レ・ボーヌ

シュレイ・レ・ボーヌ(Chorey-les-Beaune)【赤・白】
グラン・クリュ、プルミエ・クリュはありませんが、親しみやすい味わいのワインを作る村です。村名単体ではなく、AOCコート・ド・ボーヌとして出荷されるものも多くあります。

ボーヌ

ボーヌ(Beaune)【赤・白】
ブルゴーニュ地方の交通や経済の中心都市。多くのドメーヌやネゴシアンがビジネスの拠点としています。周辺に広がるブドウ畑の面積も広く、コート・ド・ボーヌ随一の規模を誇ります。

ポマール

ポマール(Pommard)【赤】
コート・ド・ボーヌ地区において赤ワインだけが認められる村です。テロワールからは男性的でたくましいワインが作られます。

ヴォルネイ

ヴォルネイ(Volnay)【赤】
ポマールと同じくAOCは赤ワインのみ。こちらは華やかなテイストが特徴的です。

モンテリ

モンテリ(Monthelie)【赤・白】
生産量は90%が赤ワイン。高級ワインは少ないですが、手頃で親しみやすいワインが多くあります。

サン・ロマン

サン・ロマン(Saint-Romain)【赤・白】
ブドウ畑は標高300m〜400mまでのブルゴーニュで最も高い位置にある。高級ワインは少なく手頃なワインが多い。

オクセイ・デュレス

オクセイ・デュレス(Auxey-Duresses)【赤・白】
ムルソーの裏手にありあまり目立たない生産地。親しみやすいワインが多い。

ムルソー

ムルソー(Meursault)【赤・白】
芳醇・濃厚な白ワインを生む、白ワインの名産地。バターやナッツのような印象があり、厚みのある味わいのワインが特徴的。

ブラニィ

ブラニィ(Blarney)【赤】
ムルソーとピュリニー・モンラッシュの間の丘の上にある小さな村。AOCは赤のみです。

ピュリニイ・モンラッシェ

ピュリニイ・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)【赤・白】
最高峰白ワインを生む村。非常にエレガント。グラン・クリュ「モンラッシェ」があまりに有名です。

シャサーニュ・モンラッシェ

シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet)【赤・白】
ピュリニー・モンラッシェと「モンラッシェ」の畑を分け合う村。赤ワインも秀逸で、プルミエ・クリュ(1級畑)の数も多く品質も高いことで知られます。

サン・トーバン

サン・トーバン(Saint-Aubin)【赤・白】
標高300m〜400mに位置する山間の生産地です。

サントネー

サントネー(Santenay)【赤・白】
コート・ド・ボーヌ最南端の丘陵の村。ミネラルの多い秀逸なワインが作られます。

マランジュ

マランジュ(Maranges)【赤・白】
コート・ド・ドール県をはずれソーヌ・エ・ロワール県に位置する村です。1989年にAOC誕生、赤ワインが多い産地です。

各村名の位置関係(地図)

各村名の位置関係は下記の通りです。