プロフィール

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【管理人】take
関西在住30代男です。某著名ソムリエ(マスターソムリエ)に師事しワインを学んでいます。

グラスの中の至福の世界

ワインは言わずと知れた、ブドウの果汁を発酵させて作る醸造酒です。もともとはヨーロッパが主な生産地でしたが、今や世界各地で生産されるようになっています。消費においても、アジアを中心に急速に拡大をみせており、世界で最も親しまれているお酒とも言えます。

ワインには、世界中に愛好家が多く存在します。生産方法や気候風土によって大きく異なる味わい、生産地の歴史や郷土料理との結びつきも強く、食文化の探求という面においても、知的好奇心がくすぐられます。

ブドウ栽培に最適な農地や、そこで生産された上質なワインを取り合うための資本戦争が繰り広げられている点もユニークです。ワインは、歴史、文化、経済の縮図とも言えます。ワイン愛好家に、経済人や文化人、政治家などが多いのもの頷けます。

ワインは「ブドウ」から造られる

日本酒やビールは、醸造の過程で原料の穀物に水を加えます。そのため、ビールや日本酒は昔から水が豊かな地域で作られてきた歴史があります。一方、ワインは他の醸造酒と異なり、水を加えることなくブドウ果汁のみから作られます。そのため、原料であるブドウの品質そのものが、ワインの品質に直結します。

ワインの中には、同じ造り手の作品でも、収穫年が異なると味わいが異なる場合があります。穀物などと違いブドウは非常にデリケートな農作物ですから、日照や雨量の影響で作柄が大きく異るためです。良質なワインは、まず良好な天候に恵まれる必要があります。

ブドウの木は、時には100年以上の年月をかけて地中深くまで根を下ろします。その深さは時には十数メートルにも及びます。そうして大地のエネルギーを吸い取り、豊かな果実を実らせます。

ブドウの果実には、ブドウが育った土地の個性がダイレクトに反映されます。これを「テロワール」と呼びます。例えばフランス・ブルゴーニュ地方では、同じブドウ品種から使ったワインでも、畑の場所が異なるだけで味わいが大きく変化します。これは畑の土壌成分や日照条件などの「テロワール」が異なるからです。

ワインは「人によって」造られる

収穫されたブドウは、人の手によってワインに変えられます。どんなに良質な天候、良質なテロワールで育ったブドウでも、良質なワインになるかどうかは、それを扱う醸造家の腕にかかっています。

どんなワインに仕上げるかのコンセプトメイク、醸造設備への投資や醸造技術、樽熟成の有無、樽材の産地や新樽の使用比率、熟成期間やアッサンブラージュ比率など、醸造家達による様々な追求がなされています。良質なワインは「天・地・人」全てに恵まれた上で、ようやく完成されます。

このようにして造られたワインには、人を魅了する不思議な力があります。ワインは私達に幸福をもたらし、人生に彩りを与えてくれます。美味しく健康に、ワインのある豊かな人生を楽しみましょう!