単一にこだわる孤高の高級シャンパーニュ
アッサンブラージュが基本のシャンパーニュにあって、サロンは、単一の年、単一の村、単一のブドウ品種から作る特異の存在です。その気品あふれるスタイルは地方随一の品質と評価され、高級シャンパーニュの代名詞的存在となっています。
20世紀はじめ、羊毛商のウジェーヌ・エメ・サロンが親しい有人達と分かち合うためのシャンパーニュを趣味で作り始めたのが始まりで、後に小規模の製造会社を設立して市販するようになりました。1988年からは、ドゥラモットと共にド・ノナンクール家が経営するローラン・ペリエ社の傘下に入っています。
ブドウが最良の年にのみに作られるため、サロンはこれまでの100年間に30数ヴィンテージしか作られていません。それ以外の年においては、現在は姉妹ブランドであるドゥラモットへ原料ぶどうや醸造チームが加わっているとの事です。