コート・シャロネーズ地区

コート・シャロネーズ(Cote Chalonnaise)は、フランスブルゴーニュ地方、コート・ド・ボーヌの南部、約35kmに広がるワイン生産地です。
コート・シャロネーズ

ブドウ畑が整然と並ぶコート・ドールとは少し趣が異なり、ブドウ畑は山林や他の果樹園の中に点在するなど、牧歌的な雰囲気が漂います。

長らくは日常ワインが大量生産される地域として知られていましたが、近年ではその値ごろ感からコート・ドールの著名生産者が進出するなどして、高品質なワインも作られるようになっています。

ブドウ品種

コート・シャロネーズでは、赤ワイン、白ワインとも生産されています。ピノ・ノワール、シャルドネの他に、白ブドウの「アリゴテ」が栽培されています。

ピノ・ノワールブルゴーニュ全体で栽培される主要黒ブドウ品種。
シャルドネブルゴーニュ全体で栽培される主要白ブドウ品種。
アリゴテこの地域の特徴的なブドウ品種。強い酸味があり、A.O.Cブーズロンなどに使われる。

主要銘柄と生産地地図

■Bouzeron(ブーズロン)【白】
■Rully(リュリ)【赤・白】
■Mercurey(メルキュレ)【赤・白】
■Givry(ジヴリ)【赤・白】
■Montagny(モンタニ)【白】

「ブーズロン」は、アリゴテ品種100%で作る白ワインです。「メルキュレ」は、この地域で最大の面積を誇るA.O.C銘柄です。