コルトン・シャルルマーニュ(Corton Charlemagne)は、フランス、ブルゴーニュ地方にあるグラン・クリュ(特級格付け畑)であり、この畑で収穫されたブドウから作るワインをいいます。
畑の所有者数 | 複数 |
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畑の面積 | 3村合計 約160ha |
畑の所在地 | ラドワ・セリニ村 アロース・コルトン村 ペルナン・ヴェルジュレス村 |
ワインのタイプ | 白ワイン |
テロワールとワインの特徴
コート・ド・ボーヌの入り口、コルトンの丘にブドウ畑が広がります。行政区では、ラドワ・セリニ村、アロース・コルトン村、ペルナン・ヴェルジュレス村の3つの村にまたがり、アロース・コルトン村が最大の面積を有しています。
丘の斜面の上部にはシャルドネが植えられ、中部と下部にはピノ・ノワールが植えられています。ここで白ワインを作ると「コルトン・シャルルマーニュ(白)」または「コルトン(白)」(生産は少量)、赤ワインを作ると「コルトン(赤)」となります。両者の特級畑を合わせると、コート・ド・ボーヌ最大の160haのグラン・クリュとなります。
コルトン・シャルルマーニュは、同じくコート・ド・ボーヌのグラン・クリュ「モンラッシェ」群に並ぶ、ブルゴーニュ白ワインの最高峰です。テロワールからくる重厚なミネラルが特徴的で、長期熟成も可能です。モンラッシェ群に比べ価格帯はやや劣りますが、かえって手が届きやすく、生産者によっては2万円前後のものでも、最高峰品質のワインに出会うことができます。