チリワインの生産地区の概要

Viñedo Puente Alto
チリのワイン生産地は南北約1,400kmのエリアに広がっています。基本的には温暖な地中海性気候のため、冷涼な気候を好むブドウ品種は標高の高いエリアで栽培される傾向があります。

主要生産地の概要

生産地は、大きく北部、中部、南部にわかれ、各地方から小地区(サブリージョン)に分かれます。代表的な生産地と特徴に下記のような所があります。

北部エリア

北部エリアでは「ピスコ」と呼ばれる蒸留酒(原料はモスカデル)も作られています。

アタカマ地方/コキンボ地方

小地区 特徴
Elqui Valley(エルキヴァレー) 標高の高い冷涼な気候シラーの栽培が盛ん。近年はペドロ・ ヒメネスも増えている。
Limari Valley(リマリ・ヴァレー) 霜のリスクが無く、夏に雨がほとんど降らないため病害が極めて少ない。シャルドネが主体。
Choapa Valley(チョアパ・ヴァレー) リマリ・ヴァレーの南側にあり、シラーが主体。

中部エリア

中部エリアには重要な産地が集中しています。

アコンカグア地方

小地区 特徴
Aconcagua Valley(アコンカグア・ヴァレー) 1年のうち240から300日が晴天。気温の寒暖差も大きくブドウ作りに理想的な気候条件。カベルネ・ソーヴィニョンから作る赤が人気。
Casablanca Valley(カサブランカ・ヴァレー) やや冷涼な気候。シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、ピノ・ノワールの栽培が多い。
San Antonio Valley(サン・アントニオ・ヴァレー) 白ワインの生産が盛ん。近年はソーヴィニョン・ブランが増えている。

セントラルバレー

小地区 特徴
Maipo Valley(マイポ・ヴァレー) ヨーロッパ系品種の栽培が多い。カベルネ・ソーヴィニョンの比率が約50%を占める。
Rapel Valley(ラベル・ヴァレー) 【(北部)カチャポアルヴァレー】
アンデス山脈側で作るカベルネ・ソーヴィニョン、ヴァレー中央部で作るカルメネーレがよく知られる。
【(南部)コルチャグアヴァレー】
伝統的にカベルネ・ソーヴィニョンの栽培が多い。冷涼なため近年はソーヴィニョン・ブランも増えている。
Curico Valley(クリコ・ヴァレー) ソーヴィニョン・ブランの栽培面積が国内最大。
Maule Valley(マウレ・ヴァレー) 国内最大の生産地。カベルネ・ソーヴィニョンが中心。

南部エリア

南部エリアは全体の10%程度の小生産地で、国内消費用がほとんどです。