ボルドーワインのセカンドワインとは?

ボルドー地方の有力なシャトーの多くでは、セカンドワイン(セカンドラベル)と呼ばれるワインが作られています。セカンドワインは、各シャトーにおけるフラッグシップワインを作る過程で品質がシャトーの基準に満たないと判断されたワインが瓶詰めされたものです。

主には植え替えたばかりの樹齢の若い木のブドウを使ったものや、熟成過程の品質チェックにおいて除外されたワインが使われます。品質が本来のものに及ばないと言っても、もともとの品質基準が高く、フラッグシップワインと同じ製造行程で作るもの多いため、十分に美味しいものもあります。

セカンドワインのリリースは、天候や作柄にも左右されることなく、シャトーの看板商品の品質を安定して高いレベルで維持する役割を果たしています。

トップシャトーの場合はセカンドでも数万円はしますが、手頃な価格のものも多くあります。市場での人気も高く、直ぐに売り切れてしまうものもあります。また、中にはサードワインまで作られるシャトーもあります。