主要生産地と地図【スペインワイン】

スペインはフランス、イタリアに次ぐ世界第3位のワイン生産国です。近年はワイナリーの近代化などが進み高品質のワインを作り出すことでも知られています。国内ワイン法においてはD.Oと呼ばれる生産地区に分けられ、生産地は国内に広く分布しています。

主要生産地

北部地方

リオハのブドウ畑の様子

リオハのブドウ畑の様子

D.O.C.aリオハ

スペインを代表する生産地。標高300m〜700mでブドウ栽培が行われ、高品質のワインが作られています。

Rioja Alta(リオハ・アルタ) 起伏に富んだ傾斜地で、鉄分の多い粘土質などの沖積土壌から上質のワインが作られる、リオハで最も有名な地域。
Rioja Alavesa(リオハ・アラベサ) エブロ河の北岸にある地域、バスク州に属する。ブドウ畑は南向き斜面にあり、早のみから熟成タイプまで様々なワインが作られる。
Rioja Baja(リオハ・バハ) 地方中心地のログローニョの東側に広がる地域。地中海性気候の影響が強くテンプラニーリョの他、ガルナッチャやマスエロなどが栽培され、リオハの中では比較的低価格なワインが作られる地域。

ナバーラ州

Navarra(ナバーラ) ピレネー山脈近くの表く600mに位置する生産地。黒ブドウが多くテンプラニーリョが約95%を占めている。

アラゴン州

Somontano(ソモンターノ) 「山麓」を意味する生産地。

地中海地方

カタルーニャ州

Priorato(プリオラート) 1980年代に4人組と呼ばれる生産者が品質向上に貢献したことで発展したワイン生産地。北部のリオハと共にDOCaに選ばれている地域。
Montsant(モンサン) タラゴナのサブゾーン(小区画)の生産地。赤ワインが評価されている。
Taragona(タラゴナ) ローマ時代から良質なワインを生み出している歴史ある産地。白ワインが高く評価されている。
Penedes(ペネデス) 瓶内二次発酵方式のスパークリングワイン「CAVA(カヴァ)」の主要生産地。

内陸地方

カスティーリャ・イ・レオン州

Bierzo(ビエルソ) メンシア種を主体とした赤ワインが知られている。
Ribera del Duero(リベラ・デル・デュエロ) リオハと並び高品質なワインが作られる産地。大手ワイナリーの進出も目多多く、赤とロゼのみが原産地を名乗る事ができる。テンプラニーリョは「ティント・フィノ」と呼ばれ秀逸なワインを生み出す。
Toro(トロ) 昼夜の寒暖差が大きく良質なブドウが育つ産地。ここではテンプラニーリョは「ティンタ・トロ」と呼ばれる。
Rueda(ルエダ) ベルデホ種から作られる白ワインが有名。

カスティーニャ・ラ・ラマンチャ州

La mancha(ラ・マンチャ) 世界最大のワイン産地。多くは白ブドウのアイレン種を使った蒸留酒だが、近年はスティルワインの生産も多い。テンプラリーニョは「センシベル」と呼ばれる。
Valdepenas(バルデペーニャス) 周囲のほとんどがラマンチャに囲まれている小さな産地。白はアイレン、赤はセンシベル(テンプラリーニョ)からやや軽めのワインが作られる。

大西洋地方

ガリシア州

Rias Baixas(リアス・バイシャス) 大西洋に面するリアス式海岸に位置する生産地。スペインでもっとも雨の多い地域でもある。栽培ブドウの約96%が白ブドウのアルバーニョ種。

南部地方

南部地方は酒精強化ワインの産地として知られています。

アンダルシア州

Montilla-Moriles(モンティーリャ・モリーレス) アンダルシア州中央部に位置する産地。糖度の高いペドロヒメネス種からアルコール度の高いワインを作り、酒精強化をせずにソレラシステムで熟成させるワインが作られる。
Serry & Manzanilla(シェリー&マンサニーリャ) カディス県の「へレス・デ・ラ・フロンテラ」周辺で作られる酒精強化ワイン『シェリー』が有名。独自の熟成方法「ソレラシステム」によって熟成される。尚、シェリー英語名であり、スペインでは「Vino de Jeres(ヴィノ・デ・ヘレス)」と呼ばれる。
Malaga(マラガ) ペドロヒメネス、モナストレルから酒精強化ワインや、酒精強化をしないスティルワインなど、様々なタイプのワインが作られる。