- 高品質なキャンティ・クラシッコを作る注目のイタリアワイン生産者
- 良質の畑、厳しい剪定とグリーン・ハーヴェスト、自然酵母によるブドウ発酵
- 96年より新型の醸造設備を導入。2001年より著名な醸造家アンドレア・ジョヴァンニ氏がコンサルタントに就任
ワイナリーについて
カステッロ・ディ・モンサント社は、イタリアトスカーナ州にて良質なキャンティを作るワイナリーです。創業は1961年。創業者ファブリッチオ・ビアンキ氏が、1961年に購入したエルサ渓谷の頂上に立つ、18世紀の城館に付属したブドウ畑でワイン作りを開始。ファブリッチオは、この「イル・ポッジョ」と名付けられた畑の潜在能力を見抜き、キャンティ・クラシコの単一畑ワインを作りを始めます。現在では、ファブリッチオの娘、ラウラ・ビアンキも、経営に参画し、PRとセールスの分野を担当しています。
所有する72haのブドウ畑は、標高250~310mの間にあり、1ha当たりの植密度は古い畑で3,500本。最近植えつけられた畑で6,600本となっています。エルサ渓谷に面した畑は常に空気の流れがあるため、昼夜の温度差が大きく、酸やタンニンの充実したブドウが収穫されます。さらに厳しい剪定とグリーン・ハーヴェストによって収量を落とし、凝縮感の強いブドウを作っています。
畑とその周囲に保たれた豊かな植物相には、ブドウの受粉や、自然酵母の伝播に有益な昆虫類も多く生息しており、ワインは全てブドウの果皮についている自然酵母のみで、スムーズに発酵を行うことができます。
1986年には、古代エトルリア様式のアーチ構造を持った樽熟成庫が誕生。ここでは、225Lのオーク樽1,500樽分のワインを熟成することができます。1996年には、醸造所に革新的なコーン型のステンレス製発酵タンクを設置。冷却と加熱、両方の機能が付いており、タンクの中で液体の対流を造り出します。2001年からは、著名な醸造家であるアンドレア・ジョヴァンニ氏を醸造コンサルタントに迎え、ワインの品質は一層の向上を遂げています。
おすすめワイン
「キャンティ・クラシック・リゼルヴァ」は、サンジョベーゼ品種の香りや果実味を十分に感じる事ができ、樽熟成由来の複雑さも感じることができます。上品でモダンで美味しい、お勧めのキャンティ・クラシッコです。