【用語】モノポール(Monopole)

ロマネ・コンティ

DRC社のモノポール「ロマネ・コンティ」

特定のブドウ畑の区画を1社が独占所有していること。

ブルゴーニュ地方では、ナポレオン法典による「均分相続制」の影響により、ワイナリーの世代交代が進む中でブドウ畑の細分化と相続、他人への売却等が繰り返されてきた歴史があります。

したがって現在ではブドウ畑には平均して5軒から15軒程度の生産者がいることが普通であり、特定の区画を1社が独占所有するというのは非常に珍しい存在です。

モノポールはワイン生産者にとっても重要な存在であり、各社の哲学に即したブドウ栽培やテロワールを表現するワイン造りが行われており、多くが各社の高級ラインナップとしてリリースされています。

代表的なモノポール

グラン・クリュ(特級格付け畑)

区画(所在地)所有者
リュショット・シャンベルタン クロ・デ・リュショット
(ジュヴレ・シャンベルタン村)
アルマン・ルソー
ロマネ・コンティ
(ヴォーヌ・ロマネ村)
ドメード・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)
ラ・ターシュ
(ヴォーヌ・ロマネ村)
ドメード・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)
ラ・ロマネ
(ヴォーヌ・ロマネ村)
コント・リジェ・ベレール
ラ・グラン・リュ
(ヴォーヌ・ロマネ村)
フランソワ・ラマルシュ
コルトン・クロ・デ・コルトン
(ラドワ・セリニイ村)
フェヴレー
ュヴァリエ・モンラッシェ クロ・デ・シュヴァリエ
(ピュリニー・モンラッシェ村)
ジャン・シャルトロン