ピノ・ノワールの産地と特徴

ピノ・ノワール

【ぶどう品種:ピノ・ノワール(Pinot Noir)】
主にフランス・ブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方で栽培される黒ブドウ品種です。栽培に適した気候・土壌の条件が厳しく、世界に目を向けても限られたエリアのみで栽培されます。

栽培適地日当たりが良くかつ水はけが良い粘土混じりの石灰質土壌を好む。
味わい皮が薄く色彩が淡いが酸やタンニンが豊富で長期熟成にも向く。赤系の果実のニュアンスがある。

主要生産地

フランス
ブルゴーニュ地方
単一品種で作る赤ワインが非常に有名。酸とタンニンがあり、熟成するに従って妖美な魅力を放つ。
フランス
シャンパーニュ地方
主にモンターニュ・ド・ランスで栽培。通常のシャンパンにブレンドされる他、黒ブドウで作る「ブランド・ノワール」等の原料として使われる。
フランス
アルザス地方
赤ワイン用のブドウ品種として栽培される。ドイツでは「シュペートブルグンダー」と呼ばれる。
ドイツ
アメリカ合衆国
オレゴン州
オレゴン州では最も多く栽培される黒ブドウ。ブルゴーニュに比べ酸は少ない。
その他ニュージーランド、チリ、オーストラリア等の一定の地域でも栽培される。