ワインはブドウを原料とする「醸造酒」です。日本の酒税法においては「果実酒」のカテゴリーに分類されています。今回はワインの基本分類についてご紹介します。
目次
造り方による分類
お酒の造り方の分類においては、ワインは醸造酒に該当します。
醸造酒
アルコール発酵は、お酒の原料となる穀物や果物の糖分に酵母が反応し、アルコールと二酸化炭素を発生する作用です。このようにして造るのが醸造酒で、ワインや日本酒などがこれに該当します。
日本酒などの穀物が原料の醸造酒は最初に「糖化」という製造工程が必要なのに対し、ワインはブドウ果汁に含まれる糖分が果皮に付着している酵母と反応し、ほとんど自然にアルコール発酵が起こります。ワインは醸造酒の中でも、特にシンプルなお酒でもあります。
醸造酒以外のお酒
醸造酒に熱を加えるなどして純度の高いアルコールを抽出して造るお酒です。穀物を使ったものでは「焼酎」、ブドウを使ったものでは「ブランデー」が代表的です。
醸造酒や蒸留酒に風味付けしたもので、リキュールなどがこれに該当します。
日本の酒税法における分類
果実酒
ワインは日本の酒税法において、醸造酒の中でも「果実酒」のカテゴリーに含まれます。ヨーロッパ諸国においてはワインは「ブドウを原料としたもの」の決まりがありますが、日本では厳密なワインの法律が整備されていません。
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そのためブドウ以外の果物を使った物でもワインと呼ぶことができますが、一般的にワインと言えば、やはりブドウを原料とした醸造酒と考えて間違いないでしょう。
ワインの4つの分類
さらにワインは、造り方によって下記の4つに分類されます。
スティルワイン
最も一般的な、泡立ちのないワイン。ブドウ原料や製造工程によって、「赤ワイン」「白ワイン」「ロゼワイン」のように分けられます。
スパークリングワイン
発泡性のワイン。アルコール発酵の際に発生する二酸化炭素をワインの中に閉じ込めることによって造ります。フランスのシャンパーニュ地方で造る「シャンパーニュ(またはシャンパン)」が有名です。スパークリングワインにも使用するブドウ原料の違いで「赤・白・ロゼ」(シャンパンは白・ロゼのみ)があります。
酒精強化ワイン(フォーティファイトワイン)
ブドウの発酵の途中でブランデーなどの蒸留酒を加えて、意図的にアルコール成分を高めたものです。元々は酸化しやすいワインの保存を高めるために造られていたと言われます。アルコールを添加するタイミングで甘口と辛口があり、スペインの「シェリー」やポルトガルの「ポート」や「マデイラ」がこれに該当します。
フレーヴァードワイン
ワインに薬草や果物などを加えて風味付けしたものです。イタリアの「ヴェルモット」や、スペインの「サングリア」がこれに該当します。