ブルゴーニュワインのブドウ品種について

ブルゴーニュ地方は、比較的冷涼な大陸性気候で全体的に石灰岩を基盤とした砂や粘の表土が堆積した土壌ですが、地層が複雑に入り組んでおり狭い地域に様々なテロワールが存在しています。

基本的には赤はピノ・ノワール、白はシャルドネの単一品種からワインが作られますが、ブドウが栽培される村や畑のテロワールによって、ワインのキャラクターが異なる点がブルゴーニュワインの奥深い所です。

一部のA.O.Cでは白にアリゴテ、南部のマコネやボージョレでは、赤にガメイが使用されます。

黒ブドウ品種

ピノ・ノワール(Pinot Noir)
ブルゴーニュ赤ワインの主要品種。繊細で味わい深く、赤系の果実の印象があり、熟成すると妖美な魅力を放つ。テロワールによって個性も異なる。
ガメイ(Gamay)
ボージョレー地区の赤ワイン用品種。花崗岩質を好む。多くはライトな若飲みタイプに仕上げられるが、熟成向きに仕上げられるものもある。

白ブドウ品種

シャルドネ(Chardonnay)
ブルゴーニュ白ワインの主要品種。ミネラルを含んだ切れ味のあるスタイルから、芳醇で膨よかなスタイルまでテロワールによって様々な表情を見せる。
アリゴテ(Aligoté)
AOCブーズロンやクレマン・ド・ブルゴーニュに使われるブドウ品種。強い酸があるのが特徴。

←ブルゴーニュワインの基礎知識へもどる